ホーム  >  ブログ  >  その他  >  ちょっと一息

2023.09.17

ちょっと一息

その「大変」緩めてみませんか?


 一昔前は、親を施設に入居させると「親を捨てる」とか「親不孝」や

高齢者施設を「姥捨て山」などと言う考え方が、多くありました。

看板持ち「育ててもらった恩を忘れたのか」

キラキラ「子供(嫁)が親の介護をするのは、当たり前」

コアラ「家が一番に決まっている」

その時代は終わりました

 ご家族(またはキーパーソン)が、極力無理のないような介護をするのが主流です。

 言い換えれば、介護はプロに任せ、ご家族は介護を楽しんでいただくことをお勧めします。

 誰かの我慢の上に成り立つ介護の時代は終わりました。

 介護離職を考えていらっしゃる方がいたら、もう一度よく考える時間はありますか?

初めての介護の方も、介護に煮詰まっている方も

 介護うつ経験者の私が、今、お伝えしたいことは「がんばらないでください。」という事です。

目の前の、介護が必要なご両親は、疲弊しているあなたや自分のために離職したあなたを見て、喜ばしく思っていないと思います。

表面では判断力が衰え、何も理解していないように見えるかもしれませんが、根本の所で子どもの不幸を願う親は、いないのですから。

まず「どうしたらいいのか悩んでいる。」と、周囲の介護のプロに相談しましょう。

この方たちは、分析の訓練を積んでいますから、介護される方の身体状態や環境などいろいろな角度から、その方の必要とすることを考えてくれます。もし、納得がいかなければセカンドオピニオンもありです。

風通しの良い環境で、介護についてちょっと一息いれながら考えてみませんか?

写真は施設から一時帰宅した母と、近所のカフェでお茶を飲んだ時に撮ったものです。

 オーナーさんは、車椅子♿も歓迎してくださいます。

 マフィンを注文したところ、食べやすいようにと小さくカットして下さいました。

一時は、介護のプロである自分が、介護に失敗したからと随分と自分を責めました。

周囲の方の力をお借りし、やっとまた母の介護が少しですが出来るようになったのは本当に幸せなことです。

 のんびりとお茶を楽しむ母を見て、こんなに穏やかな日が来るなんて夢のようだと思いました。

介護のことでお悩みでしたら、一人で抱え込まず、地域の包括センターなどにご相談することをお勧めします。

もちろん、私達にご相談下さったら、知識と経験を生かし誠心誠意お答えします。